豊かな世界はそこにある

田舎暮らしを始めて6年目に入りました。

こちらに来てから”豊かな食卓”というのを顕著に感じます。

ちょっと昨日・一昨日の我が家の晩御飯を紹介します。

一昨日
・きぬもずく酢
・いしもずく酢
・サザエの刺身
・トマト
・まぐろのたたき
・牡蠣めし

昨日
・きぬもずく酢
・カニ丼
・新じゃがときぬもずくのお味噌汁
・バイ貝煮たやつ


きぬもずく、いしもずく、サザエはだんなさんが海で採ってきました。
奥能登は海藻が豊かな地でもありますが、
ワカメが終わって、今度はもずくシーズンです。
きぬもずくは文字通り、絹のような舌触りのシルキーなもずく。
いしもずくは、太くてシャキシャキとした歯ごたえ。
どちらも高級料亭で出されるようなものです。
食べ比べできるだなんて、なんという贅沢。

トマトとバイ貝煮たやつは、だんなさんが会社の人からもらってきました。
能登杜氏が作ったトマト。酒も作れるし、野菜も作れる。すごい。

牡蠣めしとカニ丼は私がもらってきました。

まぐろのたたきは、近所の山野草の師匠のところに遊びにいったら
「夕ご飯、食べたんけ?」と聞かれて「これからだよ」といったら
くれました。

そのあと家に帰る途中でご近所さんにあったら
「新じゃがいらないけ?」と言われていただいてきました。
(サラダ菜、ラディッシュ、つるむらさきももらった)


豊かさ、というのはいろいろな意味を含んでいるかと思うけれど、
まず、季節の味を、採れたてをその日のうちに食べることができるという豊かさ。
”生きた”食材だな、と思います。
エネルギーがたくさん詰まっている。
海や山をそのままいただいている感覚です。
エネルギーがたくさん詰まっているので、
そんなにたくさん食べなくても大丈夫なんですね。

もう一つ感じている豊かさの意味は、
コミュニティの豊かさ。
この地に引っ越してきたときに
「こんななんもないところに引っ越してきてくれて有難いねぇ。
これから一緒に頑張って生きていきましょうね。」
と何人かのおばあちゃんから同じようなことを言われました。
当時は「生きていこうって大げさな表現じゃない!??」とちょっとびっくりしたのですが、
今になるとすごくその意味を感じます。
海に行って、山に行って、その豊かさを分かち合う。
草刈りしたり、雪かきしたり、海岸清掃したり、助け合う。
遠い親戚のような感覚で緩やかにつながり、思いやる。
これがたぶんここの人たちがいう”生きていく”なんだろうなと思います。

いなかこそ至高!
とは思っていません。
都会も田舎もどちらの生活も知っているから
どちらの良さも分かっている。

そしてその上で、いつでも選択できる、ということを知っている。
ということが大切なのかなーと思っています。