隠れている職人性が見える時

今、高野山で働いています。

お台所周辺の担当なので、料理人と一緒にお仕事しています。

自分の父親くらいの、その道のプロ。

職人の仕事を目の前で見れるのは何とありがたいことか!

その料理長が賄いを作ってくれるんです。

毎回、きちんきちんと。

面取りされた大根。

「もったいないから丼にして食べる」と私がいった、前日の八宝菜は丼用に密かに味を直してくれていたり。

温かい料理は温かいうちに、と賄いでも。

きっと賄いだからって手を抜けないんだなと思いました。

全力で作る。

賄いだから、そこまでしっかり作らんでもいいのに、と思うけど、

多分手を抜けない。

自分が大変なのに、手を抜けない。

きっと、そんなところに本人の職人性って隠れているんだと思う。

譲れないところ。

手を抜けないところ。

思わずやっちゃうところ。