今、高野山に住んでいます。
来た当初何回か、ふと外に出た時に
「空や空気感がウブドに似てるな」
と感じたことがありました。
どんなところが具体的に似ているのか、うまく言語化できないけど
なんだか似ている・・・。
それが昨日、具体的に似ているところがやっとわかりました。
昨日はちょうど「堅精」という法会?がありました。
夕方からスタート、夜中に一旦終わりそしてまた朝方から再スタートします。
私は19時ごろ、ちょうど日が暮れて世界が青くなる時間に足を運んでみました。
お社の前の山王院の中で行われている問答。
少し離れた場所から、山王院やお社の森を眺めていました。
静かな空気。
全てが青く染まる。
静謐だけどハートが暖かくなるような空間に身を置いて
ふとお社を守る木々の上に精霊たちがいるような感じがしました。
山王院の屋根の上にも。
あ、、、そうか、こんなところがウブドに似ているんだ。
精霊たちがちゃんといるような、そんな場所・空間が似ているんだ。
ウブドに滞在していた時は、「闇が生きている場所」だなと感じたことがありました。
夜はちゃんと暗くなるから、闇が存在している。
そして闇に対する人々の畏れがある。
だから闇が生きている。
そしてそこには目に見えない存在たちがきちんと存在している。(闇だから悪い存在というわけではないです)
そんな印象でした。
昨晩から繰り広げられていた問答は、ここやへんの山々の守り神の明神様がくると雨が降ると言われています。
昨日も雨が降ったり止んだりでした。
きっと目に見えない存在たちも、問答を楽しみに聴きに来ていたのかもしれません。