かたや占い。かたやボディワーク。
全く違うバックグラウンドが違う卍易風水とエサレンボディワークですが、
なぜこの両方に惹かれるのか、その共通点があるのではとちょっと考えてみました。
(なお、私はクラニオセイクラルセラピーバイオダイナミクスのセラピストでもあるので
エサレンとは言っていますが、そこにはクラニオバイオのエッセンスも大いに含むと
とらえてもらえたら嬉しいです。)
卍易風水とエサレンボディワーク①の続きです。
2.バックグラウンドにある柔軟で本質的な哲学
エサレンはタッチに始まり、タッチに終わる、といっても過言でないくらい、
タッチの質を大切にしています。
それはセラピストとして在る限り、ずっと追求するテーマでもあります。
で、決まった”やり方”ってないんです。
だからセラピストによってそのセッションは変わってきます。
経絡やツボを学んだ長身の男性セラピストは
ダイナミックだけど包み込むような施術をしつつ、ツボを刺激する静の時間を取りながら
メリハリのある施術をします。
一方で、歌とダンスが好きなセラピストは、時に子守唄を歌いながら、
ベッドの上のクライアントとダンスをしているかのような、流麗な施術をします。
私は、古典的なエサレンをベースに、それを動とし、静としてクラニオバイオを施術します。
(クラニオは静なんですけど、自己治癒力に働きかけるのでとてもパワフルです。
なので動とも言えます。静であり動って、陽を含む陰みたいな感じで、なんか太極図っぽい)
併せて、私はひとの身体にふれると自動的に気が流れてしまうので、気功のような働きかけもしています。
このような感じで、セラピストによって全く違います。
でも共通しているのは追求されたタッチの質であること。
その施術がクライアントのボディマインドスピリットを統合するものであること。
それは美しさすらあり、ある意味アートの領域と感じます。
一方で卍易風水も確固たる基盤はありますが、
師範代の先生方による細かな表現や読み取り方は少しづつ変わります。
それは卍易風水というものが、
ひとりひとりの易者についている易神さまにも個性があり、
それゆえ易神さまがなんて言っているか表現が異なること、
あとは、直感や霊感を駆使するものであるから、というのも考えられます。
卍易風水師になる過程の中で、最後の授業でその哲学を学びます。
どういう法則で世界が動いているのか、
そして卍易風水はその中でどういう存在であるのか、ということを学ぶのですが、
「人々のしあわせのためにこの技がある」ということをおっしゃっています。
エサレンボディワークは、かつて高名な晢学者や心理学者、ボディーワークの創始者たちなどが集まり
ひとの可能性を追求するうねりの中から生まれたボディワークで、現在も進化しています。
卍易風水は、漢の時代の象徴易がルーツで、宗主仲谷先生が様々な古典を学び、
ご自身の経験や偶然の天の示唆などから
編み出され編纂された断易・風水の一派で、現在も進化しています。
「その人がその人らしく在れるようにサポートすること」。
占いとボディワーク。
全く違うジャンルですが、
共通する本質を見ると、どちらも私にとっては宝物ですし、
ご縁ある方々に真摯に届けてゆきたいと思う次第です。